ビアソムリエへの道〜その1〜

ビアソムリエとは

ビアソムリエは、ビールに関する幅広い知識と高度なサービス技術を備えた専門資格です。ビールの歴史や製造方法、サービス技術に関する専門的な知識を持ち、お客様に最適なビールを提案するエキスパートとして活躍します。詳細は、前回の記事をご覧ください。

➡️ ビアソムリエとは

ビアソムリエの資格取得内容

ビアソムリエ資格取得の講座では、以下の内容を学びます。

  • ビール概論

  • ビールのサービス

  • ビールのテイスティング

  • ビールのコーディネート

  • ビアカクテルテクニック

今回は、この中から「ビール概論」についてご紹介します。

ビール概論

ビールの原料

ビールの個性や風味は、使用する原料によって大きく異なります。代表的な原料とその特徴を詳しくご紹介します。

  • (大麦、小麦など)

    • 大麦はビールの主要原料で、モルト(麦芽)として使用されます。モルトには以下のような種類があり、ビールの色や風味に大きな影響を与えます。

      • ピルスナーモルト:淡い金色のビールに使われ、軽やかでクリーンな味わい

      • ウィンナーモルト:琥珀色のビールに使用され、香ばしさとコクが特徴

      • ミュンヘナーモルト:濃い色のビール向きで、モルトの風味が濃厚

      • チョコレートモルト:深いロースト感とチョコレートのような香ばしさを与える

      • ローストモルト:黒ビールに使用され、焙煎された香ばしさと苦味が特徴

  • ホップ

    • ホップはビールに苦味や香りを与える重要な原料です。代表的なホップには、以下のものがあります。

      • カスケード:柑橘系の華やかな香り

      • シトラ:トロピカルフルーツやシトラスの香り

      • サーツ:伝統的なチェコのノーブルホップで、スパイシーで上品な香り

  • 酵母

    • 酵母は発酵を促し、ビールの香りや味わいを決める重要な存在です。

      • エール酵母(上面発酵):フルーティーで芳醇な香り

      • ラガー酵母(下面発酵):すっきりとした爽快感

      • 野生酵母:自然に存在する酵母で、独特の酸味や複雑な風味をもたらします。

    • ビールの成分の約90%を占める水です。この水の種類によってもビールの味わいが変わってきます。

      • 硬水:ミネラルが多く、苦味が引き立つ

      • 軟水:ミネラルが少なく、まろやかでソフトな口当たり

  • その他の原料

    • ビールには多彩な副原料が使用されることがあります。

      • 穀物類(米、コーン):軽い飲み口や爽快感を与える

      • スパイス(オレンジピール、コリアンダー):華やかな香りや爽やかさを演出

      • その他(野菜、果物、コーヒー豆、カカオ豆、乳糖、蜂蜜など):ユニークな香りや甘み、ボディ感を加える

ビールの製法

ビールは、以下の工程を経て造られます。

  1. 製麦(モルティング)麦を発芽させてモルト(麦芽)を作る工程です。モルトの種類によって、ビールの色やコク、風味が大きく変わります。

  2. 糖化(マッシング)

    モルトをお湯に浸してデンプンを糖に変換する工程です。主な酵素には以下があります。

      • α-アミラーゼ:デンプンをデキストリンやオリゴ糖に分解し、甘みやボディ感を与えます。

      • β-アミラーゼ:デンプンを麦芽糖に分解し、ドライで軽い味わいを生み出します。

      • 甘みの仕組み:デキストリンやオリゴ糖は、酵母が完全に分解できないためビールに甘みやコクが残ります。一方、麦芽糖は酵母によって効率よく分解されるため、ドライな味わいになります。

     

  3. ワールプール

    煮沸後の麦汁を高速で回転させ、遠心力で不純物を中央に集めて濾過する工程です。これにより、クリアで透き通ったビールが仕上がります。

  4. 発酵

    酵母が糖類を分解して、アルコールや二酸化炭素を生成する工程です。この工程中に副産物としてエステルといって、フルーティーな香りの成分も作り出されます。

    発酵と腐敗の違い

    • 発酵:微生物が糖を分解し、アルコールや二酸化炭素を生成する工程

    • 腐敗:微生物が有害な物質を生成し、食品を劣化させる工程

  5. パッケージング

    • 熱処理ビール:加熱殺菌し、保存性を高めたビール

    • 非加熱ビール(生ビール):熱処理を行わず、フレッシュな風味が特徴

    • ドラフトビール:樽から注がれるビール

    • ボトルコンディションビール:瓶内で再発酵し、熟成が進むビール

    • カスクコンディションビール:伝統的な手法で樽内で自然発酵・熟成させたビール


知っておきたいビール9タイプ

ビールの種類は200種類以上とも言われ、そのすべてを把握するのは難しいため、代表的な9つのタイプを理解すると選びやすくなります。ビアスタイルの詳細については、過去の記事で詳しくご紹介しています。

➡️ ビアスタイル解説

  1. ライト(カラー)ビール:ピルスナー、ドルトムンダー、ヘレス、ケルシュなど

  2. アンバー(カラー)ビール:ウィンナーラガー、マイボックなど

  3. ダークビール:デュンケル、シュバルツ、バーレイワインなど

  4. ウィートビール:ヴァイツェン、ヴィットビールなど

  5. IPA:アメリカンIPA、ヘイジーIPA、ダブルIPAなど

  6. サワービール:ランビック、グーズなど

  7. ウッドエイジドビール:バーボンバレルエイジなど

  8. フルーツ&スパイスビール:フルーツエール、スパイスビールなど

  9. スペシャルビール:上記のどれにも分類されない個性的なビール

まとめ

ビアソムリエの資格取得に向けた学習内容の一部として、「ビール概論」に焦点を当てました。原料や製法、歴史を知ることで、より深くビールを楽しめるようになります。

今後も、"Hoppee"でのクラフトビール選びが、もっと楽しくなるヒントをお届けしますので、ぜひご期待ください!

”Hoppee"


クラフトビールの魅力をもっと楽しみたい方は、ぜひ当店「Hoppee」にお越しください。 厳選したクラフトビールを多数取り揃え、初心者からビール愛好家まで楽しめる品揃えをご用意しております。

東京都稲城市東長沼516−2, Share Depratment R-1
南武線、稲城長沼徒歩1分

ホームページ(ウェブショップ)
「ホッピー」 |クラフトビールボトルショップ ホームページ

インスタグラム
「ホッピー」Instagram

ブログに戻る