KUNITACHI BREWERY
KUNITACHI BREWERY(くにぶる)
概要
KUNITACHI BREWERY、通称(くにぶる)は、東京都国立市に位置するクラフトビール醸造所で、2020年に創業しました。100年以上続く地元の老舗酒屋「せきや」が手がける、国立市初のクラフトビール醸造所として注目を集めています。元々は100年の歴史を持つ酒屋でありましたが、先代の「街のビールを作りたい」という熱い思いから、ビール醸造所としての道を歩み始めました。
設立の背景とミッション
「古いは新しい、音楽のように日常にひろがる」を醸造哲学に掲げ、伝統的なビアスタイルへの敬意と探求を重ねつつ、日本独自のビアスタイルの創造にも取り組んでいます。また、地元地域に愛されるビール造りを大切にしており、街のビールとして多くの人々に親しまれています。一度に1,000リットルのビールを醸造できる大型設備と、200リットルの小型設備を備え、クラシカルなスタイルとエクスペリメンタルなシリーズの両方に挑戦できる環境を整えています。
特徴と製品ラインナップ
Raw Aleによるビール造り
KUNITACHI BREWERYの特徴的な醸造技術として「Raw Ale」が挙げられます。すべての商品がこの醸造技術で生産されているわけではないですが、くにぶると言えば、この「Raw Ale」ではないでしょうか。このスタイルは、通常のビール醸造で行われる「煮沸」を省く製法です。麦汁を煮沸せずにそのまま使用して醸造されることで、原材料の持つフレッシュでピュアな風味、穀物由来のまろやかな口当たりを持った独特なビールが生まれます。Raw Aleは、長らく醸造学の常識から外れていたこともあり、新たな可能性を秘めている製法です。くにぶるでは、Raw Aleの持つ様々な可能性を追求しています。
主なビールラインナップ
・1926
くにぶるの代表作。伝統的なケルシュスタイルのビールでありながら、製法を研究し現代風にアレンジを加えることで、繊細なバランスが絶妙に調和された一品です!まさにくにぶるの象徴とも言えるビールです
・四六時中
アルコール度数3.5%の軽やかなセッションエール。ピーチやマンゴーのトロピカルな香りが特徴で、ドライな飲み口で何杯でも楽しめるビール。
・冬のあわい / take.4
多種多様な麦芽とスパイス、副原料、ホップをベルギー酵母でまとめ上げた、甘く魅惑的な黒いビール。洋菓子のような甘みが特徴。
ホームページでは、各製品の原料成分や製法、そのテイストの詳細な説明に加えて、製品に込められたストーリーも紹介されています。これらの商品説明を読むだけでも、くにぶるのビールひとつひとつに対する深い思いを感じ取ることができます。(ホームページはページ下部のリンクから)
ラベルデザインには、旧国立駅舎や地元で親しまれている街道などが描かれており、「街のビールを造る」という強い思いが伝わってきます!何てったってオシャレ!
1926のような定番ビールに加え、月に数回は新作ビールも作られており、常に新しい驚きと楽しみを提供してくれています。
受賞歴
International Beer Cup 2024
「1926(Kölsch Style)」:金賞
「四六時中(Session Ale)」:銅賞
Japan Great Beer Awards 2024
「Grain Drop -INDIVIDUAL ORCHESTRA series #5–」:金賞
「1926(Kölsch Style)」:銀賞
「富士見通りStruttin’」:銅賞
所在地とアクセス
所在地: 東京都国立市中1-9-30
アクセス: JR中央線「国立駅」から徒歩数分。
オンラインストアとSNS
公式オンラインショップ: KUNITACHI BREWERY
Instagram: @kunitachibrewery
Facebook: KUNITACHI BREWERY
まとめ
KUNITACHI BREWERYは、地域の歴史と文化を大切にしながら、Raw Aleによる革新的で自然な味わいのクラフトビールを提供しています。国内外で高い評価を受けるその取り組みは、国立市の魅力を発信する重要な存在となっています。